風邪ひいた

張掖で知り合った中国人の友人が敦煌は1泊でもうウルムチに向かう、というのでウルムチに着いてしまった。ちなみに蘭州で知り合ったアメリカ人麻酔科医が1日遅れて敦煌に来て連絡をくれたのだが、俺が1日で出ることを伝えると「You move quick」と言われ、愛想を尽かされたのだか、結局一緒に飯も食えず、会いもできずバイバイとなった。大事な出会いを無下にしてしまったかな。ごめんよアメリカ人。人生取捨選択だなというのを改めて痛感した。

 

そんなでウルムチに着いたが、まぁウイグル自治区の首都というだけあってただの都市感は否めない。ちなみに数年前にカシュガルで爆発テロがあったからとのことで、駅なりなんなりセキュリティーチェックはきびしい。ホステルに入る際も入口にポリスがいて荷物チェックをしている。中国人は余るほどいるからこんな各宿に警察を配備するなんてことが出来るんだろうな。数は力なり。

街には一気にインド系の人、ロシア系の人が増えたイメージ。ホステルにはパキスタン人が同室にいて、中国人の友達いわく、中国とパキスタンは仲がいいのだ。とのこと。完全に人種差別発言だが、やっぱインド人とかアラブ人とかあっちの方の人を見ると少し違和感というか警戒心を持ってしまう。一方で漢民族は日本人と似た感じなので落ち着く。でもこれと同じ理由でアメリカでは善良なアラブ人が射殺された事件があったということだから、見た目はホント大事。そしてイスラム国の最近のもろもろはアラブ人からしたらたまったものじゃないだろう。

そしてこのウルムチからは、人種と国籍というのを意識する。日本にいると日本国籍の人はほとんどが日本人だから特に違和感も感じないが、世界では全くそういうことはない。我々が思っている中国人というのは漢民族のことで、チベット民族とか何民族かは知らないがこのウイグルに住んでいる人々は漢民族ではないが中国人だ(まぁ97%の中国人が漢民族とのことだが)。そしてこれが内戦とか諸所の紛争の元になるのであって、そういう経験をしない日本人はやっぱ平和ボケなんだろうなぁと思う。ちなみに僕の顔は漢民族に似ているらしく、よく中国人と間違えられる。

 

そんなことをウルムチに来て思うが、当の本人は数日前からの風邪が悪化して1日ホステルでダウン。熱はなく、咽頭痛、鼻汁のみだが、やはり風邪ひくとあんま元気は出ないよね。そんで昨日から中国のトラディショナルメディシン(ようは漢方)を飲み始めた。効くといいな。ちなみに日本で売られている漢方とさして変わらないが、久しぶりに漢方を飲んだ感想としては、もう味がくすり!って感じ。これでプラセボ効果狙ってるんじゃないかと思うような感じ。ちなみに中国の鍼治療は究極のプラセボ治療(つまり針さしても分子メカニズム的には何も起きないが、針をさしたという事実、認識が本人の体に変化を与えている)という内容の本を以前読んだことあるが、この漢方もやっぱプラセボ狙いであり、中国医学プラセボ医学なのかなとも思ってしまう。でもこの薬感漂う味が小さい頃はダメだったのに、今は少し旨味を感じてしまう。俺だけ異常なの知らないが、やはり味覚は変わるね。ミョウガを美味いと感じる時に特に思うけど。ちなみにプラセボに対して否定的なのではなく、これは凄い力を持っているので活用できるのであれば活用するべき。でも科学の進んだ現代で、特に懐疑的な俺には聞かないんじゃないかなと思ってもしまう。信じるものは救われる、ですね。薬の実験とかでも必ずプラセボ効果を考慮するが、そもそもこのプラセボ効果の研究てどのくらい進んでいるのかな。大学では特に習わなかった。脳科学が進みそうな今日では是非ともプラセボ効果の解明を期待したい。

ちなみに漢方は副作用がない、と思っている人がいるけど(中国人もそう思っているみたい)、全然ある。今飲んでいる薬にもしっかりと副作用について書いてあるし。まぁ頻度の話をしているのかもしれないけど、体内に何かを取り込むのだからメリットデメリットはありますね。

 

今日はウルムチには名物のアルコール度数20%を超えるビールがあるということで中国人の友達がワクワクしているので飲みに行く。全然病人じゃないじゃん。ではでは。