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中国人をみて思うこと

中国に渡って10日ほどが経過した。上海、南京、黄山杭州、広州と来た。 


正直、中国人は確かにマナーが悪い。老若男女が平然と道路に痰を吐くし、車も平気で信号無視する。歩行者優先と思って歩いていても車も負けじと突っ込んでくるので、結局こちらが止まる。電車に乗るときも降りる人を待たないので毎回扉のところで突っかかる。有名なことだが列は待たない。中国に来て思ったことは「やった者勝ち」感が強い無秩序な世界だと言うこと。


でも実は無秩序だからこそ、ルールがないからこそ、ルールに反しているからと言う理由で不親切にされることも少ないことに気づいた。中国では券売機で10元紙幣か5元紙幣しか使えない。そこで僕がその両方を持っていなくて困っていると、後ろに並んでいた女性が僕の分を買ってくれて、別に支払いもいらないと。日本では秩序が保たれ、券売機の仕組みもしっかりしているのでお金を持っているが券が買えないということはないと思う。だからこそこのような助け合いは想像もできない。見ず知らずの赤の他人の切符を買ってあげるのだ。考えられない。他にも電車の中で高齢者、妊婦さんがいると、みんな率先して席を譲る。正直、日本人なんかより遙かによく譲るし、親切だ。困っているのなら助ける。それはシステムが未発達だからこそ、システムでは補えきれないところを人それぞれの親切で補おうとしている気がする。


日本人はどうだろうか。僕は千葉生まれ千葉育ち、大学6年間は東京にすんでいたが、正直日本人がそんなにお互いを助け合っているというイメージはない。ルールがしっかりしているからこそ、そのルールを守ってさえいればいい。大事なことはルールを守ることであり、お互いを助け合うことではない。ルールを守っている上で困ってしまうのであればそれは仕方ないことで自分でどうにかしてね。そんな風潮を強く感じる。


ルールというのは、2人以上の人間が関わっていく中で、その関係性を潤滑にするように取り決められたものだと思う。でも社会において根元として大事なことは、お互いを思いやることであり、助け合いであり、ルールを遵守することではないのではないだろうか。
海外に行くと、日本人は親切、礼儀正しい、というイメージを国籍関わらず多くの人が持っている。これは今までの先輩日本人達が築き上げてきたすばらしいイメージであり、そのおかげで日本人の世界に対するイメージはすこぶる良い。でも、今の若い世代は自分も含め、権利主張は強く、個人主義は強く、助け合いの精神と言うものにかけている気もする。これが資本主義、アメリカナイズの結果といえばそのような気もするが、それが良いものなのかどうか、改めて考え直す必要があるのではないかなと思う。


人と人との関わりで考えなければいけないこと、それは発展した法治国家ではなく、発展途上の原始的な社会において学ぶことが多いのではないかと思った。